TOPICS コラム

2017.12.21

木材と5軸

どうも、設計部のフジイです。


今回はイチムラで使用している機械、5軸制御マシニングセンタをご紹介します。
それではご覧ください。

5軸制御マシニングセンタとは、従来の3軸(X軸,Y軸,Z軸)
制御マシニングセンタに、2軸の回転軸(A軸<X軸の回転軸>、
C軸<Z軸の回転軸>の制御が加わった機械です。

まず今回は、木製のお皿を作成する過程で、
従来の3軸(X軸,Y軸,Z軸)を使った流れをご紹介します。

3軸(X軸,Y軸,Z軸)方向に工具が垂直に動きます。

それでは、どうぞ。

これは吸着パッドです。
木材を固定するためのものです。

これはストッパーピンです。
これで木材の位置合わせをします。

しっかりと固定されました。

使用している工具(ルーター、ドリル)です、
加工によって使い分けています。

加工に入ります。
まずは荒削りです。

ぐるぐると円を描きながら削っていきます。

このようになりました。

ここでツールチェンジャーの出番です。
次の工程に入る前に工具の交換をします。
自動で工具が交換されます。

スムージングです。
より細かく削っていきます。
これできれいになりました。

これは治具といいます。
部品や工具の作業位置を指示・誘導するために用いる器具です。

治具に、削った木材をかぶせて固定させます。
そして、削りはじめます。

こちらもまずは荒削りです。

そしてスムージングです。

そして完成です。
木のお皿が出来あがりました。

以上で[木材と五軸]のご紹介を終わります。
次回以降は、新たに回転軸A軸、C軸を使った加工をご紹介します。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。