北海道札幌啓成高等学校新聞局様が取材で訪れました。
北海道札幌啓成高等学校新聞局様が取材で訪れました。
令和7年8月6日(水)、北海道札幌啓成高等学校新聞局の生徒さん3名と顧問の先生1名が、
取材のためイチムラを訪れました。
※写真は、個人情報保護のため、アニメ風に編集しました。
容姿は、生成AIによる表現で、ご本人様とは関係ありません。
取材目的は、姿勢が悪いことで、高校生の体にどのような影響があるのか、
また、姿勢を良くするために、どのようなことを意識していくべきなのかを
企画しているとのこと。
なんで、「姿勢」 を見つめ直す企画で、取材先にイチムラを選んだの? と
疑問に思うかもしれません。
実は、2025年4月から、北海道札幌啓成高等学校の2年生・3年生の椅子が、新調され
イチムラの椅子A-105CPが、導入されたことが、きっかけだったそうです。
まだ、なんで?と 思っている方、 北海道札幌啓成高校新聞局の皆さんは、
イチムラの椅子A-105CPに様々な工夫がされていることで、使いやすいと感じたとのこと。
何と嬉しい 「お言葉」 ありがとうございます。
イチムラに、教室用椅子と机をデザインする上で大切にしていること、
現在の児童生徒の座り方(姿勢)には、どのような問題があるのかなどについて、
取材したいとのことでした。
イチムラの椅子A-105CPは、2000年グッドデザイン賞を受賞しています。
もう誕生して、25年にもなるこの椅子A-105CP
実は、道立高校への本格導入は、2025年が初めてなのです。
今迄は、予算の関係で、木の背板座板の椅子に入れ替える学校がほとんどでした。
教室用の椅子は、毎日、長時間に渡って使い続けられ、想像以上の過酷な環境に置かれています。
イチムラの椅子A-105CPは、開発段階から公設試のご協力を頂き、人間工学を取り入れて
座り易い背の角度・心地よい背の形状・人間工学上最適な姿勢、正しい筆記姿勢に合わせました。
また、お尻が痛くならない形状/成型方法・姿勢を維持出来るような加工・端部のささくれ防止・
静電気の不発生・汚れの対応など、様々な検討を加え、
且、循環型社会を意識して、素材・仕上げ・組立性・廃棄時のリサイクル性も追求しました。
シンプルで教室の雰囲気に違和感なく存在し、
座り心地がよく、しかも強度・安定性・安全性・耐久性に優れたデザインを追求して、
社内デザインで、イチムラの椅子A-105CPは、生まれました。
質疑応答の中で、「座り方の問題点」は?という質疑があり、
1949年以降、学習指導要領から、「姿勢」という項目がなくなりました。
・姿勢に対する意識が、低下していること。
・体力低下により、背筋力も低下し、正しい姿勢を保持することが、難しくなってきていること。
・スマホを見る体勢が、前のめりになりがちなこと
・通学のカバンがとても重たいことなどが
要因ではないかと お話させて頂きました。
実は、2018年改定 「学校環境衛生管理マニュアル」(文部科学省)に、
「理想的な学習姿勢」が例示されています。
実際にJIS 5.5号(現在教室にあるサイズ)とひと廻り高さの低い5号の机椅子と
90度の定規をご用意して、「理想的な学習姿勢」を体験して頂きました。
高校生の感想は、
5号の方が、90度に
保てる との事。
5.5号は、標準身長が173㎝、5号は、標準身長が165㎝。
※生成AIによる表現により、
容姿はご本人様とは関係ありません。
「身長に合う椅子と机の高さの見つけかた」という質疑も頂き、
椅子を基準にして頂くと、正しい姿勢を取り易くなる旨、お話させて頂きました。
具体的には、自身の身長に近い、標準身長の号数をご用意頂き、座って
・足裏全体が床につくこと。
・膝の角度が90度になっているか
を見てもらいます。
その後机に、腕をのせて、肘の角度が90度かを見て貰います。
※写真は、生成AIによる表現で、
容姿はご本人様とは関係ありません。
「姿勢」に着目したことは、非常に重要で、
姿勢の良い児童生徒は、学校生活に満足しており、
学習に積極的で、学習を楽しいと感じている傾向があるという研究結果も出ています。
質疑応答の中で、是非、自分たちで、正しい姿勢で、授業を受けてみて、どう感じるかを、
実感してみては と提案させて頂きました。
また、授業中、座りっぱなしではなく、時折、立って授業を受けることも
試して見ては と提案させて頂きました。
何故なら
イチムラの工場がある「健康都市宣言の街」北海道江別市様と共同開発した
立ち会議テーブル E-model table から得た知見があったからです。
座りっぱなしは、健康リスクを高めると考えられており、
少しでも座っている時間を短く出来れば、
健康維持に効果が期待できます。
また、立つことで(体を動かした後)、脳の働きが活性化され、
生産性が高まると言われているからです。
スタンドアップで授業を受けている間は、教室の机は上下しない為、
ノートを取れませんが・・・(ノートを取ると前かがみで姿勢が悪くなるため)
イチムラの工場も見て頂き、イチムラにとっても
改めて 有意義で、考えさせられた日になりました。
北海道札幌啓成高等学校新聞局の皆さんと顧問の先生、ご来訪頂き、ありがとうございました。
※写真は、生成AIによる表現で、容姿はご本人様とは関係ありません。
PS
生産工程の行き違いで、椅子の製造過程を見学する予定が、机の生産をしていて、すいませんでした。
北海道札幌啓成高等学校新聞局様は、全道高校新聞コンクール 「写植」部門で
最高賞の総合賞を受賞された実績がある強豪校で、実は、ドキドキでした。